FC2ブログ

医療安全としての指差し呼称

こんにちは、あきです。

医療現場はその性質上、最も注意しなければならない事は医療行為による医療事故です。
医療事故を無くすことは残念ながらできません。
ですが医療安全という形で各施設さまざまな医療安全対策を行うことで件数を減らし、事故を未然に防ぐ工夫がなされています。




医療安全とは
患者への危害が一定水準以下に抑えられている状態』のことを指します。
ミスを起こす要因が許容水準を超えた場合に医療事故が発生します。
要因は様々で、その日の体調やわかりにくい表示をしているなど、個人的要因・環境的要因がいくつも重なり起こります。体調が日によって違うように、許容水準も日によって変わるため、完全に安全なラインは存在しません。




ヒヤリハット

『ハインリッヒの法則』
1件の事故が起こる背景には29件の軽微な事故と300件のヒヤリハットが存在する。

警告として、医療安全活動のなかで頻回にでる単語です。
いつ起こるかわからない重大な事故を防ぐためには日々の不安全行動を認識し、ヒヤリハットの段階で未然防止対策を立てることが重要となります。


わたしの施設では医療安全対策の1つとして『指差し呼称』を実施しています。

KY(危険予知)活動の一環として、作業対象、標識、信号、計器類に指差しを行い、その名称と状態を声に出して確認することをいいます。

医療現場ではお馴染みのインシデントレポートを集計し、重要度・発生率から月の指差し呼称項目を決めて、毎朝朝礼時に全職員で行っています。毎月集計してこの項目を決めるのが、これがなかなか面倒なんですよね…

実際、各項目の指差し呼称実施前後半年でインシデントレポート提出件数や重症度が有意に低下していました。

事故の可能性を考え、気づくことができれば起こる確率はぐっと減ります。気づき、リスクを低減できる安全対策が理想の医療安全と呼べますね。




人気ブログランキング
スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply





管理者にだけ表示を許可する

Trackback