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透析に必要な科学の知識

こんにちは、あきです。


透析では透析液というものを使用して毒素を身体から抜いています。その透析液の作成・管理を我々臨床工学技士が行っている施設が大半なのではないでしょうか。

透析液や薬剤の管理をする上でmg(ミリグラム)、mEq(ミリエクイバレント)、mOsm(ミリオスモル)などの単位の理解は避けて通れない壁ですよね。私はとてもとても苦手です。


ざっくりとした解説ですが、

mg/dl:
食塩100mg/dLは溶液100mL中に食塩が100mg入っているという意味です。




mEq/L:
溶液1L中に溶質が何mEq入っているかという意味です。Equivalentとはグラム当量のことを指します。

原子量、原子価、イオンなんて言葉を学校で習ったこと、覚えていますか?

原子量:
炭素原子の重さを12としたときの他の原子の重さ

原子価:
原子が他の原子と結合するための手の数

イオン:
原子が他の原子と結合していない状態。ボッチ君です。
+の荷電を持つ陽イオンと、-の荷電を持つ陰イオンに分かれています。

当量とは、原子量を原子価で割った値です。
Naは原子量23、原子価1なので23が1当量となります。
Caは原子量40、原子価2なので20が1当量ということですね。

当量にグラムをつけるとグラム当量。1/1000がミリグラム当量です。
つまり23gのNaは1g当量にあたり、23mgのNaは1mg当量となります。


この1mg当量は、イコール1mEqに値します。

Na23mgが1mEq、Cl35.5mgが1mEq

これらが1Lの水に溶けていれば、NaCl(食塩) 1mEq/Lの水溶液となります。




mOsm:
浸透圧を示す単位です。溶液Aと水を、水しか通さない膜で接触させたとき、水がAの溶液に入らないようにするために必要な圧力のこと。これは溶液A中のイオンや分子数によって変化します。

浸透圧

つまり、原子価1の原子または分子1mEqの浸透圧を1mOsmとしています。原子価が2であれば2mEqが1mOsmです。

つまりつまり、
Na23mgが1Lの水に溶けていれば、1mOsm
Ca40mgが1Lの水に溶けていれば、1mOsm

ということになります。


これらを使った実際の透析液浸透圧計算はまた後日…!
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